2025年度研究室活動まとめ
2025年度は、湯村研究室の活動5年目です。大学院修士2年生1名、修士1年生1名、4年生8名、3年生8名の計18名で年度をスタートしました。
研究室として初めて修士課程の修了生を送り出しました。また、秋葉さんの研究成果が国際論文誌に掲載され、小山田さんが研究室として初めてバーチャル学会で発表しました。WISS2025には過去最多の4名が参加するなど、研究を発表する機会も広がりました。

今年度も、研究とものづくりを通じて様々な活動を行いました。8月にはエスコンフィールドHOKKAIDOで「野球・球場を楽しむARアプリ」をテーマに研究室ハッカソンを開催しました。UnityとZapworksを使ってチームごとにアプリを制作し、発表後には野球観戦も楽しみました。

蒼天祭では、昨年度の足湯カフェに続き、模擬店「湯村ジェリー」を出店しました。ゼミ生がBlenderでデザインした形を、3Dプリンタと食品用シリコンを使った型でゼリーにしました。制作ドキュメンタリーの上映と、4年生・大学院生による研究展示も行いました。

学会以外の外部イベントでは、5月にM5 Japan Tour 2025 Spring HakodateでLT発表を行い、NT函館2025に4作品を出展しました。帰りには公立はこだて未来大学を訪問し、角先生に案内していただきました。7月のVketReal in 札幌ではASMR耳かき動画向けの触覚提示システムとAIアバター「ノア」を展示し、夏と年末のメイカーズ情報大にも参加しました。秋葉さんは新雪AKATSUKI Nightでのデモ展示や、KomeKaigi 2025での登壇も行いました。
- NT函館2025に4作品を出展、M5 Japan TourでもLT発表
- 秋葉さんが新雪AKATSUKI Nightでデモ展示
- 秋葉さんがKomeKaigi 2025で登壇
- VketReal in 札幌で触覚提示システムとAIアバターを展示
- 夏のメイカーズ情報大で研究・制作作品を展示
- 年末メイカーズ情報大で研究・制作作品を展示

研究室同士の交流では、辻研究室との合同ゼミ、北海道大学HCI研究室の皆様との合同研究発表会を開催しました。産総研の加藤 淳さんやビットスターの皆様にもお越しいただき、研究についてディスカッションしました。上村さんは夏期休暇中に産総研で約1ヶ月の技術研修を行い、その成果をWISS2025で発表しました。
卒業研究展は、会場を札幌市民交流プラザのSCARTSモールA・Bに移して、2月20日〜21日に開催しました。卒業研究・修士研究、共同研究の展示に加え、3年生の研究企画パネルも展示しました。ステージ発表には11名の学生が登壇しました。研究を体験しに来てくださった皆様、ありがとうございました!

3月18日には4年生8名が卒業し、修士2年生の秋葉さんが修了しました。卒業生からは手彫りのyumulabはんこもいただきました。卒業・修了、おめでとうございます!

受賞等
学会受賞
- 第79回EC研究発表会 研究奨励賞(銀賞):宮崎 創太さん「非試合日の野球場を楽しむためのARホームランボールキャッチ体験システムの開発」
その他
- ヒーローズ・リーグ2025 WUG賞:秋葉 貴文さん「MobiEPS」
- 学内コンピュータプログラミングコンテスト 優勝:上村 宙さん。昨年度に続いて2連覇を達成しました。
- 卒業研究発表会 インタラクティブ発表部門 優秀賞:小山田 悠人さん、奨励賞:宮崎 創太さん
- 修士研究 優秀研究賞:秋葉 貴文さん
ヒーローズ・リーグでは、研究室からのyumulab賞を「空間AIエージェント わらびくん」にお贈りしました。
また、2月28日放送のHTB「錦鯉が行く!のりのり散歩」で、宮崎さんのARホームランボールキャッチと、清水さんのASMR耳かき動画向け触覚提示デバイスが紹介されました。
学会発表
論文・発表資料(スライド・ポスター)は北海道情報大学 湯村研究室 論文レポジトリにて公開していますので、こちらもご覧ください。
国際会議
2件の国際会議にて、2件の発表を行いました。いずれも秋葉さんによる電子ペーパーサイネージの研究です。
- ICEC2025(EC2025 International Session)
- Takafumi Akiba, Tsubasa Yumura. A Proposal of an Information Delivery Method using Human Movement as a Communication Medium for Electronic Paper Signage
- IEEE/IEIE ICCE-Asia 2025
- Takafumi Akiba, Tsubasa Yumura. Proposal of an Information Delivery Method for Electronic Paper Signage Using Human Mobility as the Communication Medium
国内会議
9件の国内会議にて、24件の発表を行いました。教員の発表、研究指導を行った配属前の学生、他研究室との共同研究の発表を含みます。同じ研究の口頭発表とデモ発表は1件として数えています。
- 第213回ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)研究発表会
- 上村 宙, 由谷 哲夫, 渋谷 敦子, 湯村 翼. 感圧導電シートを用いた床面圧力センサによる人物同定手法の開発
- エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2025(EC2025)
- 秋葉 貴文, 湯村 翼. 電子ペーパーサイネージにおける人の移動を通信媒介とした情報配送手法の提案
- 小山田 悠人, 湯村 翼. メタバース空間で対話相手に向かって自律移動するAIアバター『ノア』の開発
- 寳金 和志, 湯村 翼. 足位置の視覚的提示による電子オルガンのペダル鍵盤演奏学習支援システムの提案
- WISS2025
- 湯村 翼, 松田 裕貴. 地産地消型センシングに向けた植物の葉への電子回路形成の検討
- 清水 怜良, 湯村 翼. ASMR耳かき動画のための音と触覚の同時提示システムの提案
- 秋葉 貴文, 湯村 翼. 人の移動を通信媒介とする電子ペーパーサイネージのための圧電素子を用いた近接駆動方式の提案
- 上村 宙, 加藤 淳, 中野 倫靖, 後藤 真孝, 湯村 翼. 歌詞駆動パーティクルライブ制作支援ツールの提案
- バーチャル学会2025
- 小山田 悠人 ほか. メタバース空間で対話相手に向かって自律移動するAIアバター『ノア』の開発
- 第89回ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究発表会
- 秋葉 貴文, 湯村 翼. 電子ペーパーサイネージにおける人の移動を通信媒介とした情報配送手法の開発と評価
- 橋本 空輝, 清水 怜良, 金子 直矢, 牧野 仁宣, 湯村 翼. HORUS Monitor:ヘッドマウントディスプレイを用いた自動運転車遠隔監視システムの提案
- インタラクション2026
- 株本 くるみ, 清水 怜良, 上村 宙, 由谷 哲夫, 渋谷 敦子, 湯村 翼. PreMaCube:感圧導電シートを2次元マーカとして用いるキューブ型インタフェースの開発
- 西山 拓実, 大谷 晃弘, 木村 遥香, 藤岡 大和, 湯村 翼. 手袋型入力デバイスAirnds-Typeの開発と入力手法検討
- 第25回複雑系マイクロシンポジウム
- 中山 貴博 ほか. BLEビーコンを用いて物理空間とサンドボックスゲームを接続するシステムの開発
- 早坂 匠真 ほか. Re:CODE - 古いギターを再利用した弾き語りのための電子楽器の開発
- 片岡 美樹 ほか. VLMと二輪自動車ドライブレコーダー映像による道路上の運転危険箇所の検出の検討
- 石倉 汰一 ほか. ARマーカーを用いたビニールハウスの窓開閉監視システムの開発(栗原研究室との共同研究)
- 第79回エンタテインメントコンピューティング(EC)研究発表会
- 太田 駿, 湯村 翼. 推しみん:推しとの疑似会話体験を活用した睡眠管理アプリの提案
- 小山田 悠人, 湯村 翼. ノア:メタバース空間で対話相手に向かって自律移動するAIアバターの開発と評価
- 宮崎 創太, 湯村 翼. 非試合日の野球場を楽しむためのARホームランボールキャッチ体験システムの開発
- 寳金 和志, 湯村 翼. 足位置の視覚的提示による電子オルガンのペダル鍵盤演奏学習支援システムの開発と評価
- 玉堀 舜, 湯村 翼. リン酸二水素アンモニウム結晶のコンピュテーショナルデザインの検討
- 第36回ハプティクス研究会
- 清水 怜良, 湯村 翼. ASMR耳かき動画のための音と触覚の同時提示システムにおけるパラメトリックスピーカーの配置検討
- 上村 宙, 湯村 翼. MR流体を用いたセルフセンシング可能な触覚デバイスの提案

論文誌
秋葉さんが主著の論文がInternational Journal on Advances in Networks and Servicesに掲載されました。前年度にSENSORCOMM 2024で発表した研究の拡張版です。
- Takafumi Akiba, Tsubasa Yumura. NNEPS: A Power-efficient e-Paper Signage System with Remote Content Updates. International Journal on Advances in Networks and Services, Vol.18, No.1–2, pp.1–11, 2025.
- 秋葉さんの電子ペーパーサイネージの研究が国際論文誌に掲載
- 国際論文誌への掲載について(大学Webサイト)
企業共同研究
2025年度は、2社の企業と共同研究を実施しました。
- First Four Notes合同会社さま
- トヨタ自動車株式会社さま
First Four Notes合同会社とは床面圧力センシングやキューブ型インタフェース「PreMaCube」、トヨタ自動車株式会社とは自動運転車の遠隔監視に関する研究を進めました。また、産総研との歌詞駆動パーティクルライブ制作支援ツール、岡山大学の松田 裕貴先生との植物の葉への電子回路形成の研究にも取り組みました。
共同研究にご興味がおありの企業の方は共同研究募集をご覧ください。
研究助成
江別市大学連携調査研究事業に「画像処理技術を用いたハウス農業スマート化の実現可能性調査」が採択されました。システム情報学科の栗原研究室と一緒に、学内に実験用ビニールハウスを設営し、研究を進めました。
今年度も、研究や展示にご協力いただいた皆様、発表にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
それでは、来年度もよろしくお願いします!
